ごあいさつ
このたび、厚田出身の栄誉村民で創価学会第2代会長の戸田城聖氏による平和への貢献と、同じく栄誉村民で作家の子母澤寛氏による文学への貢献を、それぞれ顕彰するために「厚田ふるさと平和・文学賞」を設立することになりました。
具体的には、「戸田城聖平和賞」並びに「子母澤寛文学賞」「愛猿記(あいえんき)賞」を創設し、優れた作品にそれぞれの賞を贈呈させていただきます。
(詳細は、「各賞について」と「募集要項」の説明をご覧ください。)
旧厚田村が石狩市と合併して石狩市厚田区としてスタートして昨年(2015年)9月で10年目を迎えました。深刻な問題として全国に広がっている少子高齢化の波は、厚田区にも押し寄せています。
厚田区には、地元住民が中心となって地域の一層の発展のために立ち上げたボランティア団体が7つあります。
私たちの平和・文学賞の活動も、7団体の人たちと思いは同じであり、厚田の地域活性化につながることを願っています。
その7つのボランティア団体の一つに、「『北の海』厚田アクアレール水彩画展」があります。
アクアレールとは、フランス語で水彩画の意味です。子母澤寛氏や戸田城聖氏が育った厚田の原風景は、美しい夕陽の沈む日本海でした。
その海をテーマに掲げた水彩画展を隔年に実施しているのがアクアレール実行委員会です。
今回、設立された「子母澤寛賞」と「愛猿記賞」の受賞発表は、この厚田アクアレール水彩画展と交互に隔年で実施していくことになります。
ここ厚田の地から、世界平和実現への願いと、新しい文学の創造のうねりを起こしていきたいと決意しています。
2016年6月1日
- 「厚田ふるさと平和・文学賞」実行委員会
- 佐藤 勝彦
- 会 長
- 片平 一義
- 事務局長
「三岸好太郎記念平和賞」の創設について
2018年4月27日、石狩市厚田区に複合施設「道の駅石狩『あいろーど厚田』」がオープンしました。以来、予想をはるかに超える来場者で連日、賑わいをみせています。
同施設の2階には郷土の自然や歴史、さらに厚田ゆかりの人物に関する展示コーナーが設置されています。
このコーナーには、子母澤寛氏、戸田城聖氏とともに、子母澤寛氏の弟で著名な洋画家である三岸好太郎氏が紹介されています。
三岸好太郎氏は、旧厚田村を本籍地とし、故郷の北海道をこよなく愛した人でした。経済的に恵まれない生活の中で不屈の努力を重ね、天賦の才能を見事に開花させた努力家でもありました。
文学と同様、芸術、なかんずく美術は、平和なくして成り立つことはできません。偉大な芸術作品の根底には平和を希求する心が込められており、そうした作品こそ平和の象徴であると確信します。
その意味から、このたび三岸好太郎氏の名前を冠した「三岸好太郎記念平和賞」を創設し、優秀な「平和作品」に同賞を贈呈させていただくことになりました。
これを機会に、日本近代洋画壇に異彩を放った天才画家・三岸好太郎氏の偉大な業績をより多くの人たちに知っていただけましたら望外の喜びであります。
2019年2月11日
- 「厚田ふるさと平和・文学賞」実行委員会
- 佐藤 勝彦
- 会 長
- 片平 一義
- 事務局長
各賞について
石狩市厚田区には、地域の人たちが誇りとする地域の先達がいます。
作家の子母澤寛氏、創価学会第2代会長の戸田城聖氏、第43代横綱の吉葉山潤之輔氏、鰊漁で成功を収めて北海道会議員を務めた佐藤松太郎氏の4人で、創価学会インタナショナル会長の池田大作氏と同じく「厚田村栄誉村民」の称号を贈られています。
このたび(2016年2月)、厚田出身の4人の栄誉村民のうち、戸田城聖氏と子母澤寛氏の2人に光をあて、戸田氏の平和への功績を顕彰するとともに、広く “平和を考える” 意識を涵養するために「戸田城聖平和賞」と、子母澤氏の文学への貢献を顕彰するとともに、新たな文学の創出を目指す、「子母澤寛文学賞」「愛猿記賞」を設立することになりました。
また、文学と同様、芸術、なかんずく美術は、平和なくして成り立つことはできません。偉大な芸術作品の根底には平和を希求する心が込められており、そうした作品こそ平和の象徴であると確信します。
その意味から、2019年2月に三岸好太郎氏の名前を冠した「三岸好太郎記念平和賞」を創設し、優秀な「平和作品」に同賞を贈呈させていただくことになりました。
各賞の詳細は、右記の各賞リンクをご参照ください。
賞 選考委員
- 選考委員長
- 佐藤 勝彦
- 札幌大学名誉教授、子母澤寛研究者
- 選考委員
- 丹羽 秀人
- 函館市中央図書館館長・元石狩市民図書館副館長、司書、子母澤寛研究者
- 同
- 森 厚
- 農民文学賞作家
- 同
- 清水 千晴
- 前石狩市民図書館副館長、司書